ザキンコのブログ

ザキンコの日記のはてなブログ版です。

心を鬼にする?

子どもが通っている小学校からのお知らせに、たまには心を鬼にして指導しますと書いてあったのですが、「狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」を思い出しました。 普段は鬼ではないが一時的に鬼になって指導するということでしょうか。ドラマで見た話として、それで子どもの才能が開花するということでした。

これは指導される側にとっては鬼に教わっているのと何も変わりません。端的に言って虐待です。

なぜ人は鬼に従うのでしょうか?それは恐怖を感じるからです。 通常の授業で受講者に恐怖を感じさせるような指導方法は誤りです。 もちろん命の危険が発生した時は鬼のように怒ってもかまわないのですが、あくまで人が人に対して怒るんです。

恐怖に支配されることを覚えた人は、自己の考えや意見を自由に表現することができなくなります。 そして、恐怖を利用する指導者に抵抗できなくなります。 指導者の与える恐怖に従えというような規範を子どもに教えることは虐待です。止めましょう。

心を鬼にしてする指導は、不適切な指導です。

子どもの心は恐怖で縛るのではなく自由にさせておくべきだと考えます。