ザキンコのブログ

ザキンコの日記のはてなブログ版です。

LinkBuds WF-L900 買ってみた

穴が空いてて外の音が聞こえるBluetoothイヤホン。散歩する時に音楽を聞きたいけど、普通のイヤホンだと周りの音が聞こえなくて危険な時があるので。

音はクリアー。耳へのフィッティングも数種類のフィッティングサポーターが付け替えられるので一番合っている物を付けられる。

最大の問題点は、スマホに専用アプリを入れずにデフォルトで使うとイヤホンに触れるたびに音楽が止まってGoogleアシスタントが立ち上がって使い物にならないこと。Pixel 5だとそうなりました。専用アプリを入れて、そこそこ時間のかかるアップデートを入れて、触っても何もしないように設定を変えてから使いましょう。そしたら快適です。

www.sony.jp

心を鬼にする?

子どもが通っている小学校からのお知らせに、たまには心を鬼にして指導しますと書いてあったのですが、「狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」を思い出しました。 普段は鬼ではないが一時的に鬼になって指導するということでしょうか。ドラマで見た話として、それで子どもの才能が開花するということでした。

これは指導される側にとっては鬼に教わっているのと何も変わりません。端的に言って虐待です。

なぜ人は鬼に従うのでしょうか?それは恐怖を感じるからです。 通常の授業で受講者に恐怖を感じさせるような指導方法は誤りです。 もちろん命の危険が発生した時は鬼のように怒ってもかまわないのですが、あくまで人が人に対して怒るんです。

恐怖に支配されることを覚えた人は、自己の考えや意見を自由に表現することができなくなります。 そして、恐怖を利用する指導者に抵抗できなくなります。 指導者の与える恐怖に従えというような規範を子どもに教えることは虐待です。止めましょう。

心を鬼にしてする指導は、不適切な指導です。

子どもの心は恐怖で縛るのではなく自由にさせておくべきだと考えます。

Diskstation のディスクを大容量の物に入れ替えメモ

年末年始はこの作業をしていた。

中古で買った東芝の6Tのディスクを4台使って SHR-2 (Synology Hybrid RAID で4台中2台壊れてもデータが失われない)にしていたのだが、そのうち1台が不良セクタが少し出てきたのでそろそろ交換かなということで。

kb.synology.com

新しいディスクはWD80EAZZを4台にした。デスクトップ用なのだが、インテリパーク機能をオフにすればNASにも使えるだろうと勝手に思ってるのでその実験も兼ねてる。

www.westerndigital.com

ディスクの入れ替え手順はこちらを参考にした。作業を始める前にHyperbackupでしっかりバックアップを取っておくこと。

tech-review.click

電源落として1台だけディスクを入れ替えて電源入れ直したらエラーが出るので、そこから修復させると自動でRAIDのリビルドが始まってデータの整合性をチェックして完了。かかった時間は1日くらいかな?それを4回繰り返した。

あと、修復時にWD80EAZZは推奨されているディスクじゃないよと警告が出た。NAS用の別のディスクでリビルドした時は出なかったから、ちゃんと型番リストと照合しているっぽい。

あとは2年くらい稼働させてみてどうかなという感じ。Diskstationはとても便利で助かってる。

www.synology.com

OpenAIのWhisperをDockerで使ってみる。Ver.0.2

前回の記事( OpenAIのWhisperが凄い - ザキンコのブログ )はやっつけ過ぎたので少し直す。RTX A2000 12GBだと、largeでも動いたので記念にメモ。

www.elsa-jp.co.jp

Dockerfile 少し直した。

FROM pytorch/pytorch:latest

RUN apt-get update && apt-get install -y --no-install-recommends git \
    && apt-get clean \
    && rm -rf /var/lib/apt/lists/*
    
WORKDIR /home/whisper
RUN groupadd whisper && useradd -m -g whisper whisper && chown -R whisper:whisper /home/whisper

RUN pip install git+https://github.com/openai/whisper.git
USER whisper
CMD ["/bin/bash"]

適当なworkディレクトリでbuild。

docker build -t zakinco/whisper:0.2 .

run。--gpus は環境による。うちではサブの1番を指定。前回入れてた --rm オプションは巨大ファイルを何度もダウンロードすることになって無駄だから削除。

docker run --gpus device=1 -it --name my-whisper -v "$PWD":/usr/src/myapp -w /usr/src/myapp zakinco/whisper:0.2 /bin/bash

実行。「 --condition_on_previous_text False 」を入れとくと無限ループに入らないので安定する。

whisper test.m4v --language Japanese --model large --condition_on_previous_text False

再実行する時は、 restart して attach で。これでダウンロードなしですぐに解析が始まる。

docker container restart my-whisper
docker container attach my-whisper

補足

はてなMarkdown での Dockerfile のシンタックスハイライトに対応してほしいなあ。

参考

northwood.blog.fc2.com

github.com

Cyberpunk 2077 Patch 1.61 を Steam の proton で動かすメモ

最近、Ubuntu 20.04 LTS から Ubuntu 22.04 LTS に入れ替えたんだけど、Cyberpunk 2077 が動かなくなった。
原因はよくわからないけど、エミュレーターを Proton Experimental[bleeding-edge] にしたら動いたのでメモ。bleeding-edgeはlatest版でDirectXやWINEを改良しているものらしい。
レイトレーシングもオンにできた。

Steamを起動してライブラリの左上の領域(たぶんゲーム、ソフトウェアが表示になってる)でチェックボックスで「ツール」を選んでProton Experimentalを表示させて、 プロパティ、ベータでbleeding-edgeを選んだら自動でダウンロードされる。
あとは、Cyberpunk 2077 のプロパティでProton Experimentalを強制して、起動オプションに
gamemoderun VKD3D_CONFIG=dxr11 VKD3D_FEATURE_LEVEL=12_1 PROTON_HIDE_NVIDIA_GPU=1 %command% --launcher-skip --skipStartScreen
あたりを入れればいいはず。うちの環境ではこれで動きました。

Proton Experimental[bleeding-edge]
Distro: Ubuntu 22.04.1 LTS
Kernel: 5.17.0-1025-oem
RAM: 32 GB
GPU Driver: NVIDIA 525.60.11
GPU: NVIDIA GeForce RTX 3080
CPU: Ryzen 5 5600X

参考

https://www.youtube.com/watch?v=c1SiIp8KJm0

Librebootのアップグレードメモ

Libreboot はフリーでオープンソースのbootファームウェアBIOS/UEFIに代わるもの)を作ろうという試み。

話題になっていた2015年頃に、Libreboot入りのThinkPad X200を買ったんだけど、Librebootは年一くらいの頻度でアップグレードされていて、更新されるたびに挑戦してたんだけど、難しくてできていなかったのが、ようやく最新版の20220710にできたのでメモ。

libreboot.org

問題点

git で取ってきたソースのmakeがエラーで完了しない。なのでbuildとdownloadで必要な環境を構築する。

libreboot.org

libreboot.org

romの種類が分からない。X200のは何種類かあって個体によるので、本体をバラして型番を確認する。印刷がかすれていて大体しかわからない。

flashromでメモリに書き込むためには、カーネルオプションに iomem=relaxed を入れないといけないので起動時に編集で追加。

ich9utilsを使ってMACアドレスを決めてやらないといけないが無視した。

参考

libreboot.org

zakinco.hatenablog.com

vast.ai を Ubuntu Server 22.04 LTS に入れるメモ

(追記 2023.2.20) 公式のDiscordで Ubuntu 22.04 は問題があるのでverifyしないと書かれていました。20.04を使うようにとのことです。ご注意ください。


イーサリアムのマイニングが終了してGPUレンタル価格が暴落してるみたい。RTX3090が1時間0.5ドル程度(ホストを提供してくれている人の値段設定に依存しているので日によって違うかも。これにネットワークとストレージ使用料が追加されるはず)でレンタルできるのは格安?

マシンを使う方はアカウント登録して、SSH public key登録して、クレジットカードを登録して、チャージして、マシン選んでレンタル申し込んで、sshでログインしてって感じだったはず。

ホストとして登録するための方法メモ

少し前に試した方法なので今もきちんと動くかは未テストだけど、日本語の資料がほとんどないみたいなので。 よく考えたらこのメモで分かる人は英語の資料を読める人だろうから意味ないかも。 あとvast.ai公式の推奨は18.04LTSなので注意。

マシン構成

公式参照。

vast.ai

NvidiaGPU必須。ディープラーニングワークステーションが推奨されてるが、GTX1060 3Gで動いたのでGTX10xx以降ならたぶん動く。 SSD1(ルートパーティション用)、SSD2(Docker用)。 個人的にメモリはECCにしている。GPU一枚あたり4G必要らしい。 ルータからのポートフォーワードもできればやった方がいいらしいが、前はやらなくても動いた。

OSインストール

https://ubuntu.com/download/server

前はUbuntu Server 22.04 LTS でインストールしたけど、最新のUbuntu Server 22.04.1 LTSは未テスト。 sshdを入れておこう。 nvidiaのドライバがUbuntu任せにできるので楽になった。 インストール完了後リブート。

最新ドライバ等でOEMカーネルを入れたい人は以下参照。

wiki.ubuntu.com

sudo apt install linux-oem-22.04

たぶんサーバ版ドライバが入ってるのでデスクトップ用の最新に入れ直し。

ubuntu-drivers devices
sudo ubuntu-drivers autoinstall

で、最新のデスクトップ用?ドライバが推奨されているのを確認してオートインストール。サーバ用ドライバはなんかアプリが足りなかったので注意。

X , xinit , nvidia-settings のためのインストール。

sudo apt-get install xserver-xorg-core xinit libgtk-3-0 libxv1 --no-install-recommends --no-install-suggests

X の設定。

sudo nvidia-xconfig -a --cool-bits=28 --allow-empty-initial-configuration --enable-all-gpus

リブート。

nvidia-settingsでGPUの設定を変更できるかテスト

sudo xinit /usr/bin/nvidia-settings -a [gpu:0]/GPUFanControlState=1 -a [fan:0]/GPUTargetFanSpeed=80 -- :0 -once

docker のインストール

dockerのテストもやっておこう。

docs.docker.com

nvidia-docker のインストール

nvidia-dockerのテストもやっておこう。

nvidia.github.io

docs.nvidia.com

python2 のインストール

インストーラーが未だにpython2なので。はよpython3に書き直してほしい。

sudo apt install python2

SSD2をxfsでフォーマットしてdocker用にマウントしてリスタート

sudo fdisk /dev/sdb

g,n,y,w で新規パーティション作成。 xfsでフォーマット。UUID確認。

sudo mkfs -t xfs /dev/sdb1
sudo blkid
/dev/sdb1: UUID="hogehoge"

fstabの末尾に書き込み。

sudo nano /etc/fstab
UUID="hogehoge" /var/lib/docker/ xfs rw,auto,pquota 0 0

マウントしてdockerリスタート。

sudo mount -a
sudo systemctl restart docker

vast.ai のインストール

事前にアカウントを登録してSSH public keyを登録してvast.aiが指定するkeyを取得しておいてください。 インストーラーがpython2なのに注意。nvidiaドライバとdockerはインストール済みであることをオプションで指示。 

wget https://vast.ai/install -O install; sudo python2.7 install [your_key] --no-driver --no-docker

インストール後はベンチマーク

とりあえずこれが完走すればソフトウェア的には大丈夫。原因不明のフリーズとかはたぶんハードウェアの問題。

github.com