ザキンコのブログ

ザキンコの日記のはてなブログ版です。

HDD10連ケースの裸族のスカイタワーをできるだけ安定させて動かすメモ

一気に10台HDDを増設できてめちゃくちゃ便利なんだけど、どうも微妙に安定しないことが多いので対策をメモしておく。
ASMediaのチップが原因だと思うけど、UASPが安定しないことがあるのと勝手にスリープする時がある問題がある。
あとはハードディスク本体の調子が悪くなると他のUSBデバイスを巻き込んでフリーズしたりするので注意。
これでディスクをまとめてRAIDやLVM組んだりするとなかなか地獄なのでディスクはシングルで使おう。

WindowsLinux共通
延長ケーブルか何かを使って強制的にUSB2.0で接続。鉄板。速度が遅くても良い場合。

Windowsの場合
UASPで問題起きないなら勝手にスリープ対策で4分毎に各ディスクに小さなファイルを書き込む。前の記事参照。
https://zakinco.hatenablog.com/entry/2017/09/05/102818

Linuxの場合
UASをオフにする。max_sectorsを64KBに制限しておく。lsusb でUSBのIDを確認しておいて以下のオプション追加。再起動。

echo options usb-storage quirks=174c:55aa:mu | tee /etc/modprobe.d/denylist_uas.conf
update-initramfs -u -k all
systemctl reboot

・参考
「usb-storage.quirks=」の項を参照。
www.kernel.org
www.century.co.jp

(2020.9.23 追記)
SMRなディスクだとタイムアウトまでの時間が短くてさらに不安定になるから、ちょっとタイムアウトまでの時間を増やすスクリプト。ただし、これだとsdzまでしか対応してないからsdaa以降がある環境では書き換える必要あり。
raid.wiki.kernel.org

RAIJINTEK OPHION EVO WHITEメモ

www.raijintek.com

すごいかっこいいケースなんだけど、注意点あり。
底面に電源スイッチとケーブルを配置するのだが、コルセアのATX電源は電源コネクタの位置と向きが合わず、電源延長コネクタが挿せないので使えない。挿すとネジ位置が合わなくなって固定できない。

f:id:zakinco:20200906210826j:plain
RAIJINTEK OPHION EVO WHITE にコルセアATX電源を付ける

どーしてもコルセア電源を使いたいならSFX電源にしてマウンタ付けて取り付けるしかない。

www.gdm.or.jp

メインPCの構成変更メモ

変更前パーツ
Ryzen 7 1800X
ASUS PRIME A320I-K
・DDR4-2666

変更後パーツ
Ryzen 5 3600
GIGABYTE B550 AORUS ELITE
・G.SKILL F4-3600C19D-16GSXWB (DDR4-3600)

元々Mini-ITXケースに詰め込んでいたものを、冷却のためにATXのケースに入れ替えていて、でも第三世代Ryzenを使いたくなったので買い替えとなりました。
メモリは何も考えずに設定をXMPにしたら3600で動きました。ラッキーでした。メモリの速度が上がったからか少し動作が速くなった気がします。
ただし、デフォルトだと速度は2133になって、その場合はWindows起動後の挙動が微妙でした。時々マウスが固まってまた動き出す感じで常用できない感じで注意です。
グラボはRTX2070SUPERから変更なしです。
ディスクもM.2(SATA)のSSDを使いまわし、OSも再インストールせずにそのまま移しました。手抜きですがWindowsは起動しました。認証は外れたので別のシリアルを入れました。

Kernel Security Check Failureでブルースクリーンがしばしば出るので、マザーボードBIOSのバージョンをF1からF2に上げたら、安定して動いています。

HDAT2 V7.0 メモ

hdat2.com

お世話になっているHDAT2のバージョンが上がって7.0になっていてSMRの検出機能が追加されたのだが、ST6000DM003 はSMRとは判定されませんでした。あれ?
HDAT2 release notesにはこう書かれていたが。

 - simple detection of SMR devices
   see Device data menu - Device data and Magnetic recording

おまけ。
HDAT2はDOSツールなので、rufus使ってFreeDOSで起動可能なUSBメモリを作って、HDAT2.EXE programをダウンロードしてUSBメモリの中に保存。
BIOSUEFIの設定でUSBメモリから起動できるようにして、起動したらHDAT2_70.EXEを実行すれば使えます。
HDAT2によるテストではハードディスクの内容を書き換えることもあるので、起動するPCには気を付けてください。
自分はHDAT2専用のPCを用意しています。SATAケーブルとSATA電源ケーブルを延長して筐体から出して、試験するハードディスクを簡単に接続できるようにしています。

ST31000520AS メモ

古いハードディスクについて。なんかSATAコントローラーと相性があるのか認識しない場合があるのでメモ。初期化中に無反応になる感じ。SASボードにつないでも動かないことがあった。
Lenovo H520s の起動ドライブにしようかと入れ替えてみたら、ピーピーピーブーと運命の悲しいビープ音が鳴り続けました。
他のPCにつないだりUSB-SATA変換でつないだら動くしエラーは出ないから謎。ファームウェアアップデートもこのシリアルの個体は対象外だからどうしようもないなあ。捨てるか。

Ubuntu 16.04 LTS に CUDA Toolkit (同時にnVidiaのドライバ)を入れるメモ

vast.ai のホストを立てるのに必要なのでメモ。

Ubuntu自体はServer版をインストールする方が余計なアプリが入らないので安定するっぽい。でも、カーネルが古いのでとりあえずHWEカーネルを入れましょう。
wiki.ubuntu.com

apt update
apt upgrade

ssh でリモートログインできるように設定。省略。
以下、sshでリモートログインして作業。

nouveau が有効になっているなら無効化。

lsmod | grep -i nouveau
/etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf
  blacklist nouveau
  options nouveau modeset=0

sudo update-initramfs -u
sudo systemctl reboot

公式が推奨する方法でcudaのインストール。同時にドライバもインストールされる。現在は CUDA Toolkit 11.0 RC。
developer.nvidia.com

直接マシンにログインしてGUIを使っている場合は
CTRL+ ALT+F1 でコンソールにしてGUIを停止してからインストールする必要があるみたい。
GUI停止は、

sudo service lightdm stop

今風は

sudo systemctl stop lightdm.service

ちなみにこの方法で入れた nvidia-settings は正常に動かないので、必要な場合は18.04LTSのnvidia-settingsを入れる。

vast.aiのインストール。省略。

sudo docker info で警告が出るので、dockerのswapの設定。
unix.stackexchange.com
これでvast.aiでホストとして登録されて問題なく動くはず。

(追記 2020.7.30)
メモリを食うアプリが動いた場合、強制的にkillしてしまうのでswapは積んでおいた方が良いかも。

最強NAS箱 Helios64 メモ

Linuxを入れられてかなり良さそうなNAS箱を見つけたのでメモ。
wiki.kobol.io
wiki.kobol.io
アルミで頑丈そうな筐体。冷却ファン2個。
SATA3.5インチが5スロットもあって前面からカートリッジで入れられる。
LANは2.5Gと1Gの2ポート。
USB TypeCにUSB Type-C to DisplayPort cableを挿せば画面も出る。
SoCはRockchip RK3399で、メモリは4G。メモリはもっと欲しいな。
値段はプレオーダーで295ドル。日本に発送してくれるのかなあ?
LinuxNAS箱は、4ポートの中古NAS箱を買ってカスタマイズして使うのが簡単なんだけどねー。