ザキンコのブログ

ザキンコの日記のはてなブログ版です。

Libreboot X200 レポ

多分日本語のブログでは初かな。誰かの参考になるかもしれないので書き残しておきます。

Libreboot X200というのは、BIOSにフリーBIOSのLibrebootが入っていて、かつIntel ME(AMT)というユーザーには触ることのできない管理用の機能が切られているThinkPad X200です。

2月末にGluglug(http://www.gluglug.org.uk/)で注文しました。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ以外は送料かかるかもよってことで、UPSでイギリスから送られてきて3月16日に到着。東京都府中市ですが着払いで3000円取られました。明細見ると送料ではなく税金でした。国内はヤマトの配送でした。本体は298ポンド(メモリ2G、HDD160G版)でpaypalを使って57,433円でした。日本だと2万円もあれば状態の良い中古のX200が買えるので結構高い作業賃です。Beagle Board Blackを使いこなせるなら自分で作業したかったですね。
作業はこんな感じ。
http://www.libreboot.org/docs/install/x200_external.html

ACアダプタに付属している電源ケーブルはUK仕様なので使えませんが、ACアダプタ部分は世界共通なのでACからコンセントまでのケーブルの日本用を探せば大丈夫です。うちにはX200sがあるので、とりあえずそのACアダプタを使いました。後日ケーブルを探します。

ACアダプタ用ACケーブル (3P用・ストレート型)
http://www2.elecom.co.jp/cable/ac-adapter/t-pcm3/


付属のバッテリーは当然死んでました。X200s用のが使えますが、互換バッテリーを買うかも。
バッテリーランプが点滅してたので死んでると思ってたら実は生きてたっぽい。充電できました。

バッテリーなしだと電源を刺すとスイッチを入れていないのに起動します。謎です。
これはLibrebootのアップデートで直りました。

メモリーは8Gまでいけますが、最近のノート用のメモリは認識しません。うちのX200はCFD W3N1333Q-4Gは認識しましたが、古いチップが多い物(片側に8枚チップ)でした。最近同じメモリを買ったらチップが少なく(片側に4枚チップ)認識しませんでした。

キーボードはUKキーボードなので日本ではあまり見ないキーボードです。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9c/ISO_keyboard_%28105%29_QWERTY_UK.svg
左下のシフトが半分のサイズでそこにバックスラッシュが割り当てられています。ちょっと困ったのがパイプ(バーティカルバー)「|」記号。ThinkPadのキーの刻印に従うとAltGrキー(右Altキー)を押しながら左上で出ました。シフト+バックスラッシュキーでも良いらしいです。

内蔵Wifiモジュールは技適マークなしなので交換の必要ありです。とりあえず外しておきました。AtherosのminiPCIeのモジュール技適マーク付きを発注しました。交換はマニュアルを見れば簡単ですが、ドライバーを慎重に使わないとねじ山を潰すので注意してください。

起動画面はGNUのウシとペンギンでGRUBのメニューが出ます。USBのCDが起動できるかは試していません。

OSはTrisquelの英語(UK)版が入っていましたが、languagepack関連、ibusanthy、fonts-takaoあたりを入れたら普通に日本語版になった感じです。

内蔵Wifiモジュールを取り付けてから本格的に使っていこうかなと思っています。